子ども達に排泄のしつけをするのは大変なこと。おもらしなんかしちゃったら、ついつい「きゃー!」と叫んで、叱っちゃったり…なんてことも。
そういうわけで、子ども達はうんちやおしっこになみなみならぬ関心を抱いています。だって、うんちやおしっこのために、大好きなママやパパや先生が大騒ぎしてるんですもの。子どもにとっては大問題ではないでしょうか。
だからね、たまにはこんな風に、ぞうさんもありさんも、生き物はみんなうんちするんだよーって、のんびり教えてくれる絵本って必要だなあって思うのです。
「ひとこぶラクダはひとこぶうんち、ふたこぶラクダはふたこぶうんち…これはうそ!」などという文章を読むと、昔はいーっぱいいた(最近はめったに見かけない)子どもをからかうオモシロイおっちゃんがこんなところに健在だなあと、ちょっとうれしくなります。(私はああいうおっちゃん一族の復権を望むものです。)
この本は「かがくのとも傑作集」。「え? うんちが科学?」なんて言われそうですが、うんちは立派に科学です。その人の健康状態まで教えてくれる大切なもの。ちょっとクサイけど、一生おつきあいする相手ですので、敬遠しないで少しなかよくなりたいものです。(もちろん節度は必要だけど)
ほかにも、うんちの本や、おならやハナのアナ、おしっこなど、いろいろと研究に値するものがあって、それに関する絵本なども出版されてます。子ども達の興味に合わせてご活用ください。しかけ絵本を子どもに与えるのは、難しい。もちろん内容が、じゃなくて、こわれやすいからなんですね。松井るり子さんの講演会に行ったら、やっぱりそんなことを言われてました。
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