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20世紀も余すところ2年と5ヶ月。この世紀末は21世紀につながる大切な時期である。終わりよければすべて良し、そしてスタートが良ければそこから始まる21世紀も輝く。 楽しい生き甲斐のある人類社会にするために、人それぞれが、過去を反省し、新しい社会を構築する意欲を持ち方途を見出さなければ暗黒の社会からの脱皮は望めない。人間は生まれつきその脱皮の力を天から授かっている。そのために必要なことは天に学ぶことである。自然の摂理に適った道を知り歩むことである。 人間の傲慢で自己中心的な生き方、権利要求ばかりを思って、自分の都合のみがこの世に存在しているような錯覚は、自然を無視し、自然を破壊し、それのみか人間社会の争いも激化させる原因となっている。そのような考え方生き方が極まっているのがこの20世紀末の現状といえる。 このような人間のエゴのために、動植物の多くがこの地球上から姿を消していき、また絶滅の危機に瀕している生物も数多い。また資源も枯渇しようとしている。現代の社会において大きな役割を果たしてきた石油も無尽蔵ではなく、それに変わる資源を人類は探し求めているが、原子力など数多くの問題があり、また今のままの膨大なエネルギーを消費する社会ではどんな資源や方法が発見されても所詮同じであろう。一人一人が考え方を変え、生き方を変えていかなくては意味がない。 7月12日、参議院選挙が行われた。自民党が大敗して、橋本首相がその責任をとって退任し、次の首相選びが始まり、小渕、梶山、小泉の三氏が立候補した。そして24日の自民党総裁選の投票によって小渕氏が次期首班候補となった。 自民党大敗の原因はいろいろ考えられるが、根本には国民の政治不信、自民党政権への不信感があると思う。生活への不安や経済不況、そして将来的な展望の見えない状況で、先の希望を持てないというさまざまな不安が政治不信を増長させた。そのような国民の不安を甘く考え、国民の心を無視した、従来と変わることない政治のパターンを続けようとする政府に対して国民の不満が爆発した。国民は政治に無関心と思われていたが、今回の投票結果は投票率も上昇し、自民党離れの現状をはっきりと示した。保守基盤であった農村地域も、いまの危機的な現状に対する農村振興策のない政治に見切りをつけた。低所得層の不満が票に示されたように思われる思われる。 今までの好況の時代の行政主導の政治体質から脱却し、民主主義に基づく政治、国民の声なき声を聞き取れる政治行政が今、求められている。古い殻を破り、新しい体制、体質作りへの一大転換は大変なことであるが、それが新政権の課題であり、それができなければ、小渕政権もまた、国民から見放されることになろう。 保育園は一期が終わり、夏期保育に入る。夏期にはクラスを統合し、保育管理体制も平常とは異なり、子ども達は新たな集団の中で生活体験をする事になる。 また保母にとっては、全国各地で行われる保育研修に参加し、新しいことを経験して自分なり保育を構築して、子ども達により良い保育環境を整える大切な成長の時期である。 また、僅かながら夏期休暇を実施し、休息をとったり、保育を離れて.視野を広げたり、心身ともにリフレッシュの機会としていますが、保育業務に支障が無いように配慮してスケジュールを作成しています。 また保育の整理や企画もこの時期に行われます。年度内の行事や保育の内容はもちろんですが、高島第一保育園の開設35周年記念事業の企画立案もこの時期に固めていきたいと思っています。 高島第一保育園では、地域に開かれた保育園として、少子化現象の現状の中で、21世紀に生きる人間、人類の未来を託す人間づくり、人材育成を我々の使命と考えています。その人材育成の根幹にあたるのが乳幼児期の心です。 かつては、家庭と社会が密接につながりを持ち、家庭で充分に子育てができていましたが、現代の社会構造では、家庭で子育てが出来にくくなっています。それは個々の家庭の責任ではなく、社会の仕組みが変化してしまっているためでもあります。そんな中で、高島第一保育園で32年に亘って経験し蓄積してきた保育の実績を皆様に広く知っていただいて、それぞれの家庭での子育てに役立てばと願っています。地域の子育て支援事業を実施し、「保育に欠ける家庭のための施設」から脱皮して、地域に開かれ、地域の皆様に役立つ保育園として、皆様の子育ての悩みを子育ての楽しみに転じていける、そして皆様と子育てを通して共に成長していく、そんな保育園でありたいと、積極的に取り組んでいます。 昨年11月より始めた毎月1回のドレミファパークも、今年度には30組以上が参加し、好評をいただいています。その会員を対象とした子育てサロンや園庭開放の試みも次第に定着し、意義有るものにしていきたいと念じています。 この夏は、岡山県社会福祉協議会の斡旋により約80名のボランティアの方が来てくださっています。主に中学生・高校生の皆さんですが、多くて15名、少ない日でも5名のボランティアがあり、保育体験をしていただきます。子ども達・ボランティアの方の両方にとって、楽しく収穫のある経験になると信じています。 ボランティアの人には、ただ子どもと遊んでもらえばいいと言うものではなく、ボランティアとは何か、各自がその意義や目的を明確にして、子どもとのふれあいを通して人生の意義について考え、人生にプラスになる経験となるように配慮するのが、受け入れた私達の責務と思っています。子どもに学び、幼児期の心を思い出し、親や先生達の愛情に気付き感謝して、社会や自然の恵みに感謝できる…、このボランティアを通して、そんな子どもの心を持って成長する人が社会に増えれば、社会を浄化する先導的な役割を果たすことになります。そんな役割を果たすボランティア活動にしていくことを夢見ています。 新しい時代に向けて社会が変化していることは喜ばしいことです。21世紀は心の時代と言われる。心は実践によって磨かれていく。 小さな行動が、日本の社会を変えていく原動力となる。若い人達がこういったボランティアを希望する前向きな心を持っているのは頼もしく嬉しい。 それぞれにとっての成果を期待しています。 学童保育も夏期には 名を超す。小学校教育で疲弊している心に生気を吹き込み活力を取り戻したい。そして保育の心を小学校教育の中にも生かし続けたいと念じています。 夏の間のさまざまな経験が、大きな収穫・成長となることを願っています。 |
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