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2001年6月

自由な心が人間を育てる

保育園の忙しい3月・4月が過ぎ、保育者も子ども達も5月、6月と少しずつクラスにも慣れ、落ち着きがみられるようになった。これからまた、1年間通して少しずつ成長の様子が見られることを楽しみにしている。
また旧年度の保育を振り返り、整理することもできるようになってくる。ただがむしゃらに取り組むことも大切であるが、後からその自分の姿を振り返ってみるとさまざまなことに気づき、新しい課題がいっぱい提起される。この繰り返しで自分の保育や人生も深まっていく。本当に人生はこれだから楽しく生き甲斐があるのだと思う。
仕事があるから自分も成長できる。やりたいことに取り組めば取り組んだだけ、夢が叶い、広がっていく。最初は苦痛だったことも次第に吹き飛び、成果も上がってくる。
人から言われてする義務的な行動の中には喜びも楽しさもなく、不満ばかりがつのる。そしてそれがトラブルやストレスの原因ともなる。
教育・保育という仕事には夢がいっぱいあり、楽しい。子ども達の表情が豊かで生き生きとしていれば、保育者も楽しくなる。そのお互いの喜びや愛情が響きあって生きる力が育っていく。
保育は指示や命令でできるものではない。もちろん集団生活に必要なルールは教えていかなくてはならないが、そのきまりの中での自由な活動や自由な発想が人間を育てていく。保育者のやる気や実践がその道を切り拓いていく。
保育者も働く者としてのマナーは守らなくてはならないが、その中で自分なりの発想で努力していくことが幸せにつながる。園長や主任、他の保育者に気を遣ってばかりいては保育の中味が充実しないし、楽しい保育の世界は広がらない。
私としては、それぞれの保母が精一杯努力できる環境づくりを心がけて、保育内容の向上を図ってきた。そして実践を積み重ね、その中の良いものが残り、向上して行くように記録をまとめ、取捨選択して高島第一保育園の保育の今日がある。
もちろん今の保育が万全であるとも思わない。保育者一人一人が常に発展途上であり、これからも天井のない歩みが続いていくものと期待している。
保育は人なり。それぞれの保育者の自由な発想と実践が、豊かな保育環境を作り、新しい時代の人材を育てていく。
35年の保育の歩みにはいろんなことがあった。
平成9年には児童福祉法が改正された。新しい時代を迎え、従来の保育に欠ける児童のための保育施設に留まらず、広く地域に開かれ、貢献できる保育園が求められている。
私達も、今までの実績に甘んじることなく、本当に子ども達からも保護者の皆様からも必要とされ、愛される保育園であるために、これからも精一杯の努力をしていきます。
今年は、今までの各年齢の責任者が集まって保育を話し合うリーダー会議に加え、各職員が保育・情報化・給食・地域支援・環境整備の各委員会に分かれて、個々の意識改革・資質向上と園全体での共通理解と内容の向上を図ります。
これから本当にあるべき保育の姿を求めて、より良い保育サービスが提供できるように念じて活動計画を立てています。
皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

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