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光陰矢の如し。
自分に残された貴重な時間を
どう輝かせていけるだろうか
| 5月は生気あふれる自然の中でその恵みをいっぱい受け、生きる喜びを感じ充分堪能されたことでしょう。6月は梅雨を迎える。あじさいや菖蒲など季節の花も咲き、日本の4季の味わいは私達人間に楽しさいっぱいを与えてくれる。 自然を生かし、季節に合わせて保育課題を設定し保育を進めることは、私達が自然の中で生かされていることに気づき、感謝の気持ちを育てると共に、自然からの恵みを精一杯受けとめる知恵をも育む。そのことに気づけば最高の保育が創造できる。 人間は感性によって生きている。その感性の質と量は乳幼児期の環境の中で生まれ、夢を膨らませ、創意と工夫に満ちた行動体験によって育つ。環境の最大のものは自然であり、全てはその中から生まれてくる。その自然との共生・共育こそが21世紀の課題と思う。 人間の都合で今世紀はいろいろなものが細切れにされてきたように思う。人間社会のつながりも、教育も文化も、また自然環境も経済優先の考え方の中で細分化され、有機的な機能を阻害されてきた。 目先の都合で大切なものを細切れにすれば、目先の欲は満たしても将来に大きなつけが返ってくる。 人間は、体の健康によって精神力の強さを支えられている。 私はこの歳になって常に思うことは、限られた人生、残り少ない人生を如何に生きるかが私にとって最大の課題であり、出来る限り夢に挑戦をと思うが、歳と共に体力も行動力も失い、脳の活力も減退し、企画力も乏しく、眼前に残り少なくなっていく我が生命の限界に今、時間の大切さを痛感しながら毎日を過ごしている。 時間の大切さは、誰しも頭でわかっていても、私のような年齢になった者しか痛感はできない。 かつて私の父母が、田舎から出てきては保育園の畑や片付けなど色々気を使って、数日動き回って手伝いをしてくれ、用事が一段落すると、また家での用事がいっぱいだからとすぐに田舎に帰っていた。私が少しはのんびり逗留すればいいと勧めても帰ってしまう。今までよく働いてきたのだから残りの人生はゆっくりしたら、と言っても聞く耳を持たなかった。その時の父母の気持ちが今は分かる。父母が元気な時に、その気持ちを理解してあげられなかったことも悔やまれる。 人間はそれぞれ経験や立場によって違い、その気持ちもなかなか理解することが難しい。 またいろんな経験をしていても、かつて経験した時の気持ちを忘れてしまったりもする。人間はついつい易きに流れ、横着になってしまい、初心を忘れ易い。 今日の日本の行き詰まりの原因も、このためではないだろうか。民主主義とは、行政がではなく国民が国の主役であり、官僚や政治家は国民の幸せのために尽くす公僕だったはずである。しかし組織が大きくなり、金が集まり、権力が集中することによって、民主主義の理想は次第に変化し、今崩壊の岐路に立っている。 敗戦によって日本の国家は崩壊し、都市は焼野ヶ原となり、食なく、着るものもなく、住む場所もない悲惨な状態から60年、今や日本は世界が注目する経済大国となったが、その景気もバブルではじけ、さまざまな問題が生じて、危機的状況を迎えている。しかし行政改革、経済政策、教育改革どれをとっても魅力的で活力ある動きは生じてこない。 小渕総理も脳梗塞でわずか43日の病院生活で生涯を閉じ、今月25日には衆議院解散総選挙を迎える。政治への国民の期待は低く、無関心で今後の日本はどんな道を辿るのか、展望が見えてこない。 新聞紙面を騒がせ、国民を震感させている事件の多くは、かつて私達が予想もしなかったものでそれが続発する異常事態が発生している。 それらの事件の当事者に共通する印象は、社会性の低さ、人としての成長のいびつさである。 私は乳幼児の保育が人間形成の基礎であると信じ、「3つ子の魂百まで」という言葉にこだわり、子育ての在り方とはどうあるべきか30数年追求してきました。子ども達の生活、成長の中で毎年新しい事に挑戦し、学んできましたが、本年はその全てに亘って見直したいと思います。保育の日々の実践内容についても、それがどういう目的でやっているのか、保育者が考え、0〜5歳まで各年齢の担任同士が話し合い、取り組み、共通理解を深め、実践につなげ、また話し合い、反省をしながら保育をすすめています。 毎月第3土曜日の午後は職員会議に当てていますが、今年は保育内容の向上を目指して、テーマを決めて研究討議を進めることにしています。この5月のテーマは食事を課題に6つのグループに分け、問題提起をして各グループで日頃の悩みや感じたことを話し合い、共通理解をし、協力して保育に当たり、保育を深めていこうとしています。保育者が保育に責任を持って、一生懸命悩み、考えながらその人なりの保育を編みだすことは本当に素晴しいことです。考えることと行動とが日々の努力の中で少しずつ紡ぎ合わせられ、思いついたことを行動に移し、それが成果につながり喜びになります。そういった努力の過程で人は成長していきます。そして子ども達はその成長の姿を見て学ぶのです。そしてそんな子ども達の姿から私達は本当にいろんなことを学んでいくことができます。 この子どもと保育者が一緒に成長する姿を見ていると、世の中の大変な事件の数々は不可思議というしかありません。 しかしまた一方で、家庭での子育てが昔に比べて困難になっている事実にも気がつきます。乳幼児に触れる機会もなく結婚し、出産。子どもを産んでも、核家族だったり、実家と離れていたりで相談に乗ってくれる人も少なく、助けてくれる人もいない。近隣とのつきあいも浅い。そんな中で子育てに悩まれている保護者の皆様の負担を軽減し、子育ての楽しさを実感していただけるように願って努力しています。子どもに学び、子どもの成長の力を借りて、共にいろんな事を感じながら、喜びを感じ、人生を豊かに生き、そんな生き甲斐を持った人がたくさんいる明るい社会を、と念じています。 辛いときは悩まずに気軽に相談に来てください。一緒にどうしたらいいか考えていきたいと思います。 各年齢の今年の取り組みについて 0歳児 ●散歩・テラス・遠足など、4季の移り変わりを肌で感じさせたい。 ●手作りおもちゃで遊ぼう。 ●歌遊び(わらべうた)を通してスキンシップをしっかり図ろう。 ●保育者がいつも楽しいと思える保育をし、子どもの心の安定を図り、遊びを充実させていこう。 1歳児 ●テラスでのミニ集会や体操、戸外遊びを取り入れてのびのび過ごす。 2歳児 ●自然とふれあう。散歩。植物を育てる。 ●いろいろな絵本を読む。 ●いろいろな歌をうたう。手遊び。 ●製作などを通して指先を使う。 3歳児 ●自然の保育。畑で野菜作り。花作り。歩け歩け遠足。 ●伝承遊びを伝えたい。(群遊び・ゴム跳び・なわとび・花いちもんめ・こままわし・凧あげ・カルタ・ケン玉) ●一緒に笑い、一緒に遊び、一緒に感動し、一緒に頑張り、一緒に大きくなりたい。 4歳児 ●自然にふれよう。 身近な自然を探しに園の周辺の散歩にでかける。 ◇近所の鶏の飼育をしている人がいるので見せてもらいに行く。 ◇畑の野菜の名前当てっこ。 ◇ドクダミの葉を見つけてさわったり匂ったりドクダミ茶を作ったり…。 ◇春の草花を摘む。 ◇ウサギやモルモットの飼育。 ◇野菜や花の栽培。 ◇伝承遊び・群れ遊びをしよう。(かごめかごめ・花いちもんめ・帽子とり) 5歳児 ●思いやりの心を忘れずけじめある行動をとる。 ●集団遊びの楽しさ、面白さを味あわせ、一つのことをみんなでやり遂げる力(態度)を身につける。 一時保育 ●戸外に出て他クラスの子どもと積極的に関わる。 ●他のクラスに比べ個々の子どもと一緒に過ごす時間が少ないので、その子が来た時に楽しく過ごせる環境をつくっていく。 |
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